また出たよ。残業チェック。

そもそも、今期始めからのお達しで、月15時間、行っても20時間程度の残業枠を守るようには言われていたんだが、4月しょっぱなから案件対応が入り見積対応があった上、他の引継ぎが前任者がいいかげんで引継ぎドキュメントがきちんと作成されておらず、都度確認をしなければ仕事が進まない状況で、さらには期初の事業計画策定や、30件近くある請求対応なんかで忙殺され、さらには所属変更で手続きのやり方がよくわからないため、他の人に聞いたり、読んでもよくわからないマニュアルと格闘しながらやっていたおかげで、4月も枠を大きく超える残業実績になってしまった。

んで、5月は休み明けには、前月かなり格闘したおかげで残業も減らせるかと思いきや、休み明け初日から障害対応、しかも前任者のチョンボで時限爆弾炸裂に遭い、その処理が1週間程度で終わったかと思うと今度は別の場所で協力業者と以前の現場管理者のミスが、またもや時限爆弾で炸裂し、その処理で2週間近くかかった一方で、案件獲得は進めなくてはいけないし、前任担当のいい加減な顧客管理の穴埋めはしなくちゃならんし、毎日毎日あれはどーなってんだこれは何なんだと発掘作業の連続で、目の前に処理しなくちゃならんことはたんまりあるのに、横からいろんな質問やら要請やら入って、気がついたら前月並みの残業時間の山が。

んで、今日。

「うわ、なんだこりゃ!」

と響き渡る課長の声。

さらに、

「もう来月からマイナス20時間くらいずつにしていかないと、上期でも均し切れないよ?」

との仰せ。

うちの会社は課長でも残業カウントされるんだけど、実はみんな結構サービスしてたりしていて、早めに打刻してたりする。

そこをバカ正直に申請していると、こんなことになる。

なんでこんなことになったかというと、そもそもタスクが多くて残業が出やすいのに加え、4月の勤怠入力を、本来自分でやるんだけど、いつの間にか課長がやっていたのか打刻そのままでカウントされていて、調整しないでいたら積み上がっていたということと、調整をしない申告をそのまま続けていたら、他の人が調整していれば、そりゃ目立つわな。

つーか、他の人はそんなに残業してないし、実際。しなきゃならないほど横から入ってきてないでしょ。

ようやく落ち着きそうなメドが見えてきたと思ったらこれだ。

行っていいことと悪いことってあるし、できることできないことがあるよ。
あんたらが主役みたいな顔して上席に状況説明しているときでも、俺は他のやることをせっせとこなしているわけ。それがなければ説明をあんたらに頼むこともないんだし、担当としてできるわけよ。

でも、状況説明をあんたらにやってもらっているのは、あんたらの顔を立てるためでもあるわけだし、それをもって無駄に残業してるみたいに見られちゃ困るんだけどね。じゃあ、俺の代わりにやる?発掘作業やって、掘っても掘っても新しい発掘物や不明物が出てきて解明しなけりゃならなかったり、細かい情報を集めて判断しなくちゃならなかったり、それやる?俺じゃなくてもできるけど、それってたまたま役割が違うだけだよね。

そっか、請求遅れてもいいんだ。見積もり出せなくて契約が滞ってもいいんだ。客の迷惑考えず夜中でも押しかけて商談迫ればいいんだ。

ばかじゃねーの。お前やってたんかよ、それ。えれー迷惑なやつだな。やりてえんならお前やれよ。俺は嫌だ。自分の中で解決できるから、時間関係なくやれてるんだよ。他人様が自分の後で待ってることを考えずやってるわけじゃねえ。

障害対応だってまずは自分らの対面が先だし。まずは事態の第一報を一番近くにいる人間からお客さんに報告するのが先で、体裁整えるのはその後でしょ。今後の対策をどうこう言うのも、ある程度事態が沈静化してからでしょ。

どういう人たちなん?

今後の対策。といっても前から考えていたものだけれども。
残業は当然、極力減らす。それは、単に時間を減らすのではなくて、生産性を上げることから考えて減らし、その一方で成果を上げていく。
これには、まずルーチンの仕事をアウトソーシングしていくことが第一歩。
アシスタントの人にもわかりやすいマニュアルをつくらにゃ。
くそ。こんなん、前任者が作るべきなのになんで俺が?

その一方で、現場側の持っている課題のうち、営業がハンドリングすべきものを拾う。結構、営業と現場の信頼関係がなくて現場がボール持ったままになっているのもあるし、そういうものを拾っていく。すると互いが互いを見なくちゃいけなくなって、チェックがし合えるし、コミュニケーションも進んでいく。課題共有もできる。

そうやって行くうちに、課題がだんだん減ってきて、リスク=不可視性が減ってくれば、自然と本来やるべき案件発掘に動けるようになる。

これがこの先のひと月間のシナリオなんだけどさ。

この1ヶ月間、トライだな。